起業すると決めてから、資金調達もばっちりだし経営理念だってきちんと考えた。経営者としての心得も十分勉強したし、あとは開業するのみ!と意気込んでいるあなた。小規模企業共済についての検討も終わりましたか?もしまだ考えていなかったり、この制度自体を知らないならば、一度考えてみる価値はあるかもしれません。

小規模企業共済とは「経営者にも退職金を」をスローガンに国が運営している制度です。経営者に退職金は無縁と思われがちですが、この制度を使えば個人企業主である経営者も退職金をもらうことができるのです。
小規模企業共済のメリットはいくつかあります。掛金が全額所得控除になること、掛金の範囲内で契約者貸付制度があること、解約時に退職所得となるため事業所得に比べて税負担が軽くなる事などがあげられます。

 

また、毎月の掛金は1,000円から70,000円までの間で500円ごとに設定することができるので、無理のない範囲で積み立てることができます。

この制度の最大のデメリットは、元本割れのリスクがあることです。国が運営する制度なので、一見安心なように思えますが、20年未満で解約すると元本割れすると明記されています。
また、小規模企業共済に加入するのは創業したらすぐのタイミングが良いとされています。その理由は、事業規模が大きくなると小規模企業と見なされなくなるため、時期を逃すと加入できなくなるからです。

 

しかし、会社の規模が小さく要件を満たしているうちに加入していれば、その後事業規模が大きくなっても継続して加入し続けることができるのです。いつでも加入できるわけではなく、一定の条件があるので早い段階での検討が必要になってきます。

個人事業主は会社員に比べて退職時の保障が十分ではない場合がほとんどでしょう。創業して間もない事業主にとって、小規模企業共済のメリットはとても魅力的なものではないでしょうか。ぜひ検討してみるとよいでしょう。